- 無菌性髄膜炎をしばしば起こし、髄液異常を60%以上に認めた報告もあります。ただし、入院加療が必要になるような髄膜炎は稀です。
- まれに、難聴を起こします(300人~1000人に1人)。片耳が完全に聞こえなくなるというパターンが多いです。反対の耳は聞こえるため、幼少時にかかると数年気づかれないこともあります。いったん、おたふくかぜにかかってしまうと、難聴の発症を予防するいい方法はありません。
- また成人では睾丸炎をしばしば合併し、腫れと痛みを伴いますが、不妊になることはまれです。
- おたふくかぜに効く薬はないので、食欲がなければ点滴をするなど、症状を和らげる治療(対症療法)を行います。
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