水いぼ(伝染性軟属腫)



概要

  • 伝染性軟属腫ウイルスの感染が原因で、直径1~3㎜の丘状のいぼがポツポツとできます。
  • いぼが破れて、中のウイルスが飛び散ると感染するので、保育所、幼稚園、プールなどでよくうつります。
  • アトピー性皮膚炎や、皮膚の乾燥した人にできやすいです。


原因 と 症状

  • 直径が1~3㎜くらいの、表面がなめらかないぼが、胸や脇の下、ひじ、ひざにできます。形の変化が特徴的で大きくなると中心がへこんだ形になります。
  • 普通はかゆみはなく、色も他の皮膚と変わりませんが、一度にいっぱいできるとかゆみを伴うこともあります。
  • いぼが破れるとウイルスが飛び散りあちこちにうつるので、1個だけのことは少なく、数個から数十個以上もできたりします。
  • アトピーの皮膚に合併すると、ひっかいてどんどん増えるために、悪化しがちです。


治療

  • ほうっておいても数ヶ月から2年程度で免疫ができて自然になおるため、悪化傾向がなければ様子を見るだけでよいです。一度なおってから、また再発することもあります。
  • アトピーの皮膚への合併などで、悪化していくようであれば、特殊なピンセットでつまんで取ったりします。
  • 硝酸銀を塗って水いぼを脱落させたりなど、他の方法もあります。しかし、クリニックにより治療方法は色々ですので、皮膚科や小児科で相談してみて下さい。