お知らせ


2014/03/05更新

肺炎球菌ワクチン接種済みのお子さんでも、さらにもう1回追加接種をした方がいい場合があります。

pin母子手帳を見てみましょう。生後7カ月までに肺炎球菌ワクチンをスタートした場合は計4回で全部終了です。ただ、ロット番号シールに全てプレベナー7(PCV7)と印刷されている場合、あるいは2013年10月までに全ての接種を完了した場合は、もう一回追加接種をうけることをお勧めします。最後の接種から8週以上あければうけられます。任意接種のため接種費用は自費で自己負担となります。


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pin肺炎球菌は、子どもの20~40%が鼻やのどに持っている菌です。普通は無害ですが、何かの原因で菌血症という病気を起こし、さらに肺炎、髄膜炎、骨髄炎・関節炎という重症感染症になる場合があります。


pin肺炎球菌は莢膜多糖体という物質に覆われており、これで分類していくと93種類もの型が存在します。 このうち、特に重症感染症を起こしやすい7種類を含んだ7価肺炎球菌ワクチン(PCV7)が、2010年から開始されています。その後、肺炎球菌による重症感染症は減ってきましたが、最近になりこの7種類でカバー出来ないタイプ、特に19Aというタイプが増えてきたことがわかりました。ワクチンが効かないタイプの肺炎球菌ばかりが増えてしまい、重症感染症がまた増えてしまう可能性も出てきました。


pin日本に先立ち2000年にPCV7を開始したアメリカでは、既にこの問題が起こってしまい、2010年に19Aなど他の6種類を追加した13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)を始めました。その後、肺炎球菌による重症感染症は再び減少しました。また、従来のPCV7をうけていた子どもに1回でもPCV13を接種すれば、残りの6種類に効くこともわかっています。そのため、アメリカではPCV7を4回接種済みの子どもたちにもPCV13をさらに1回接種する補助的追加接種制度を行っています。


pin日本でも、2013年11月から肺炎球菌ワクチンはPCV13に変更されました。残念ながら日本では、PCV7を4回接種し終わった子どもに対するPCV13の補助的追加接種は、希望者が任意で行うという位置づけになりました。PCV7を4回接種済みのお子さんでも、有料にはなりますがPCV13を1回追加接種することをお勧めします。