- 下部尿路感染症:
・尿道炎と膀胱炎が代表的です。 ・おしっこをするときに痛みがある、残尿感(おしっこをしてもまだ残っている様な感じがする)、下腹部の違和感、頻回におしっこをする、等の症状があります。 ・熱はないか、あっても38℃以下のことが多いです。 ・乳幼児では症状を正しく訴えることができないため、最初は風邪と見分けがつきにくいこともあります。 ・抗生剤を飲んで治療します。症状が消えても細菌が完全にいなくなるまで、7日間程度はしっかりと薬を飲み続けることが大切です。 - 上部尿路感染症:
・下部尿路感染症が、上部尿路に広がっておこる腎盂腎炎という病気が代表的です。 ・主な症状は38℃以上の高い熱、寒気、不快感、腰背部痛、側腹部痛、顔色が悪い、食欲がないなどです。 ・子供で高熱があるのに、咳、鼻水などの風邪症状がない場合は、腎盂腎炎の可能性も考える必要があります。 ・入院して、注射の抗生剤を使い、最低1週間は治療するのが一般的です。 ・下記の検査で異常が見つかる場合は、再発を防ぐため、抗生剤を少量(治療量の1/4から1/10)で6カ月~1年間予防内服します。 ・尿路の異常があり、予防内服しても再発を繰り返す場合などは、手術が必要になることもあります。
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