お知らせ


2013/06/04更新

福岡でも風疹が流行してきました。麻疹風疹混合(MR)ワクチンの接種を受けましょう。

  • 今年は例年になく風疹が流行しています。風疹の一番の問題は、妊娠早期の妊婦さんが感染すると、生まれてくる赤ちゃんの心臓(先天性心臓病)、目(白内障)、耳(難聴)に障害がおこることです。


  • このうち、先天性心臓病と白内障は妊娠初期3か月以内の感染で発生しますが、難聴は初期3か月のみならず、それ以降(半年まで)の感染でも出現し、高度難聴が多くみられます。


  • 妊娠経験のある女性は産婦人科で風疹抗体の検査を受けており、母子手帳で確認できます。抗体がHIで16倍かそれ以下であれば、風疹ワクチンを受けましょう。


  • 風疹ワクチンは妊娠中は受けることができません。また、女性は接種後2か月は避妊が必要です。現在妊娠している場合、パートナー(男性)が接種を受けてください。


  • これは今、風疹が20代から40代の男性を中心に流行しているからです。 昭和54年4月2日~平成7年4月1日生まれの男女は風疹ワクチンの接種率が低く、昭和54年4月1日以前生まれの男性は風疹ワクチンの定期接種がありませんでした。風疹にかかったかどうか、ワクチンを受けたかどうかわからない場合でもワクチンを受けて問題ありません。


  • 風疹ワクチンは、はしか(麻疹)も一緒に予防できる麻疹風疹混合(MR)ワクチンで受けることをお奨めします。


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